スペイン基本情報




一般

 
国名:スペイン王国(英語:Kingdom of Spain, スペイン語:Reino de España)
スペイン人はスペインのことをエスパーニャ(España)と呼ぶ。

国歌:スペインロイヤルマーチ(Marcha Real Española
歌詞のない国歌のひとつ。

国花:カーネーション(スペイン語ではクラベル:Clavel)

首都:マドリード(Madrid:マドリッと聞こえるくらいにdはわずかな音のみ)
ヨーロッパの首都の中で最も高い平均標高(657m)の都市
ヨーロッパ第3の都市(ロンドン、ベルリンに次ぐ) 
面積:約50万6,000km²(日本の約1.3倍強) 
人口:約48,946,000人(2024年) 
言語:カステジャーノと呼ばれるスペイン語(全国公用語)のほか、自治州により5つの地方公用語(バスク語、カタルーニャ語、アラン語、ガリシア語、バレンシア語)がある。 
通貨:ユーロ(€:エウロ)、1ユーロ=約162円(2024年12月現在)※詳細は次の項目を! 
時差:スペインはグリニッジ標準時(GMT)+1時間。日本との時差は通常8時間。スペインの方が遅れている→スペインが夜10時になると、日本では翌朝6時ということ。
但しサマータイム実施中は7時間に縮まる。
サマータイム:3月最終日曜AM2:00〜10月最終日曜AM2:00 
電圧:220V-50Hz(プラグはCタイプ)

飲料水:水道水は基本的には飲めるが、地域によって硬度が随分と違う。例えば、マドリードは軟水で美味しいと言われているが、バルセロナは硬度100以上と高め。お腹の弱い人や気になる人はミネラルウォーターを購入することをお勧めする。
アグアミネラルシンガス(agua mineral sin gas)というと、ガス無しのミネラルウォーターのこと。

電話:国番号はスペインが34、日本は81。
・スペイン→日本へ:00-81-0を抜いた日本の電話番号
・日本→スペインへ:各電話会社の国際電話発信番号-010-34-スペインの電話番号
スマホの場合は「00」の代わりに「+」を使うこともある。
緊急通報:112(警察、救急、消防、全て共通番号) 

通貨(ユーロ)

 
2002年2月に以前のペセタ(peseta)から「€:エウロ」へ変わった。
1€=100centimos(センティモという単位)から成る。
例えば、€2,50という表示は、2€+50centimosということ。
1ユーロ=約162円(2024年12月現在)
両替はレートが良い日本ですることをお勧めする。
 
紙幣について
現在6種類。滅多に見ることのなかった500€札は、2019年1月末で発行終了。
ユーロ圏共通のデザインが美しい。表には門を、裏には橋を描き、ユーロ圏内の国々のつながりを象徴している。有名な建築物のように見えるが、実在しない架空の門や橋であり、紙幣によって建築様式が古典から近現代へと新しくなっていく。

  5€(グレー) :クラッシック(古代ギリシャ・ローマ)様式
  10€(レッド):ロマネスク様式
  20€(ブルー):ゴシック様式
  50€(オレンジ):ルネッサンス様式
  100€(グリーン):バロック・ロココ様式
  200€(イエロー):モデルニズモ様式

 コインについて
全8種類。数字の裏側はユーロ圏各国で独自のデザインになっている。
以下、種類とともにスペインのデザインを紹介しておく。日本と同じように記念通貨なども不定期に作られており、アンダルシアの世界遺産である「アルハンブラ宮殿」やコルドバの「メスキータ」なども登場したことがある。旅行中に手にしたら使わずに収集するのも旅の思い出になる。

  銅色(1c, 2c, 5c):聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂
  金色(10c, 20c, 50c):ドンキホーテの作家セルバンテスの肖像画
  銀色+金縁(1€):スペイン国王の肖像画
  金色+銀縁(2€):スペイン国王の肖像画 

 

国家と政治

 
国家元首:フェリペ6世(Felipe Ⅵ)
  • 2014年6月19日に父である先王ファン・カルロス1世から譲位され即位した、18世紀から続くブルボン家の王である。1968年1月30日生まれ。ヨーロッパの王室では一番の長身、197cmもある。ちなみに、2番目は故ダイアナ妃の長男、ケンブリッジ公ウィリアムで191cm。
  • 2004年5月、バツイチのTVニュースキャスターであったレティシアと結婚。二人の愛らしい王女、レオノール(2005年)とソフィア(2007年)が生まれている。
政体:議会君主制
議会:二院制(任期四年)

政権:ペドロ・サンチェス首相(社会主義労働者党:PSOE) 
  • 2016年秋の総選挙で民主主義化以来最悪の議席数となったことで、一度政界を退いたかに見えたが、翌年復活し、2018年6月から首相となった。1972年2月29日マドリード生まれ。
  • 2019年4月の選挙ではPSOEが勝利したものの過半数が取れず、秋に再選挙が行われたものの、極右派が票を伸ばしただけでやはりPSOEは過半数は取れなかった。最終的には2020年1月からウニーダス・ポデモス党(Unidas Podemos)との連立政権となった。
  • 2023年5月の統一地方選挙では、PSOEが野党PPに敗北。サンチェス首相は上下両院議会を解散し、7月23日に上下両院議員選挙が実施され、野党PPが第一党になった。しかしながらPPは9月の下院での首相信任投票で所定の票数を獲得できなかった。10月にPSOEのサンチェス暫定首相が次期首相候補に指名され、11月にカタルーニャ州やバスク州の地方独立派政党も含めた左派政党の支持を得て、下院で信任され、首相に再任した。
 

スペインの祝日

  
スペインの年間の祝日は計14日。
但し、日本とは違い、スペインでは住んでいる場所によって祝日が多少異なる。
年間14日の祝日という数は全国共通だが、その内訳は、全国共通祝日が9日または8日、各自治州の祝日が4日または3日、そして各市町村のものが2日。
カトリックというお国柄、宗教的な祝祭日が多く、観光モニュメントや美術館がクローズしたり、開館時間が短くなる場合もあるので要注意!

以下は全国的な祝日を中心にまとめたもの。
その他、アンダルシア各地の祝日情報はこちらから。

1月 1日 元旦
1月 6日 主顕節(公現祭とも呼ばれる)
2月28日 アンダルシア自治州の日(アンダルシア州)
3月19日 サン・ホセの日(バレンシア州など)
4月17日 聖木曜日(カタルーニャ州などを除く)
4月18日 聖金曜日
4月21日 復活祭月曜日(カタルーニャ州など)
5月 1日 メーデー
5月 2日 マドリード自治州の日(マドリード州)
5月15日 サン・イシドロの日(マドリード)
6月19日 聖体節(トレド、アンダルシア州の一部など)
6月24日 サン・ファンの日(カタルーニャ州など)
7月25日 サン・ヤコブの日(ガリシア州など)
8月15日 聖母被昇天祭 
9月11日 カタルーニャ自治州の日(カタルーニャ州)
9月24日 聖母メルセの日(バルセロナなど)
10月12日 イスパニアデー
11月 1日 諸聖人の日
11月 9日 聖母アルムデナの日(マドリードなど)
12月 6日 憲法記念日
12月 8日 無原罪の御宿りの日
12月25日 クリスマス
12月26日 サン・エステバンの日(カタルーニャ州など)

  2025年の移動祝日(満月により計算されるため毎年変わる)      
 


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